海外需要開拓支援機構（クールジャパン機構）　インタビュー特集第2回：M&A未経験でもオーナーシップをもって投資に関われる

海外需要開拓支援機構（クールジャパン機構）

荻田理紗　投資戦略グループ　アソシエイト

PROFILE

慶應義塾大学経済学部を卒業後、新卒でみずほ証券に入社。金融市場営業本部に所属して機関投資家営業を3年ほど経験した後に、インドへの派遣を志願。現地で約1年、マサラ債の発行営業などを担当し、帰国後には機関投資家へ仕組債などを組成する業務に従事。2022年に海外需要開拓支援機構にジョイン。

-インドでのプロジェクトで新興国リスクの怖さを実感
-入社後の手厚い研修、今では全員が受けるように
-海外からは日本のソブリンウェルスファンドと目される

海外からは日本のソブリンウェルスファンドと目される

職場の男女比や働き方について教えてください。

荻田

投資フロント全体で25名ほどの陣容となっていて、そのうち私含め女性は3名です。CJ機構の投資先には女性が多い会社もありますので、こちら側も女性がいたほうがバランスが良いケースがあるのと、個人的な感覚としても男女が万遍なくいるチームの方が意思決定はスムーズな気がしています。女性だから働きにくいということはありませんが、会社での雑談も含めて、もう少し社内に女性が増えてくるとより楽しく仕事が出来るのかなとは思います。
働き方に関してはリモート体制も整っていて、私自身は週2回くらいのペースで出社しています。小さなお子さんのいるプロジェクトマネージャーも在宅勤務中心にしっかり活躍していますし、自分の裁量で最適な働き方を選べていると思います。

CJ機構のファンドとしての特徴とはどんなところにあると思いますか？

荻田

日本国内から海外投資ができるという特徴は非常に大きいと思います。実際海外では、政府系でグロース投資を行うということで日本のソブリンウェルスファンドのような立ち位置で見られており、評価はとても高いです。メンバーとも話したことがありますが、日本のソフトコンテンツを海外に広めるような事業者・スタートアップに投資するという文脈の会社は唯一無二ですし、今後も海外で勝負していく方が強みは生かせるのかなと思っています。
また個人的には、私のように投資経験のない人材に対してもしっかりとポテンシャルを評価していただき、結果ここまで大きく成長させていただいたと感じており、そういう機会を提供してくれる会社だとも捉えています。

今後どのような方と一緒に働きたいですか？

荻田

前向きで努力できる方、一緒に明るくプロジェクトに携われる方がいいのかなと思っています。ディレクター含めてわりとみんなでわいわいやっている会社ですので、コミュニケーションをとるのに長けていて楽観的な方は、楽しく働けるのではないかと思います。もちろん中には難しい状況の案件を担当している方もいるはずですが、空元気で頑張っていて（笑）いつも笑顔で声をかけてくださるメンバーが多いですね。

荻田さんご自身はこれからも投資のキャリアを積んでいこうとお考えですか？

荻田

投資業務自体は面白いと感じていますが、例えばここからトップティアのPEを目指していくというようなイメージは私のやりたいこととは違うかなと思っています。最近、投資先のスタートアップに参画して当事者としてグロースを実現させていくという選択をした方が身近にいましたが、それもひとつの魅力的なキャリアだと思います。最終的な着地点はまだ分かりませんが、ライフスタイルの変化が起こりうる年齢でもあるので、今はこの環境で出来るだけ成長したいと思っています。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。

※インタビュー内容、所属、タイトル等はすべて取材当時のものであり、現在と異なっている場合がございます。