転職ケーススタディ「大手信託銀行からBig4系財務アドバイザリーファームへ」

大手信託銀行の不動産コンサルティング業務から、Big4系財務アドバイザリーファームのバリュエーションチームへ転職されたI・Fさん(20代)のご経歴や活動内容をご紹介いたします。担当コンサルタントが考える転職成功のポイントやご本人からのメッセージもあわせてご紹介いたします。

I・Fさん(20代/男性)私立大学卒
BEFORE
[不動産コンサルティング業務]大手信託銀行
AFTER
[バリュエーションチーム]Big4系財務アドバイザリーファーム

I・Fさんは有名私立大学の法学部を卒業。メガバンク、信託銀行、証券会社(IB部門)といった日系金融機関や外資系ITコンサルファームなど数社から内定を獲得しましたが、専門性の高いスキルを身に付けたいと大手信託銀行への就職を選択しました。入社前から不動産鑑定士の勉強を始め、1年目に見事合格。信託銀行では不動産コンサルティング分野に携わり、専門性を磨いてきました。多忙な中でも自分を高める努力を怠らず、その後USCPAも取得。新卒入社から5年という期間が過ぎ、スキルも少しずつ身に着いてきたと判断したところで、不動産からコーポレートファイナンス分野へのキャリアチェンジを希望され、アンテロープにご登録いただきました。

I・Fさん

信託銀行では不動産鑑定、マーケットリサーチやコンサルティングといったプロダクト・アウト業務が中心だったため、スペシャリスト志向の私にとっては充実した仕事が出来ていました。しかしながら、入社5年目にUSCPAの資格を取得した段階で、前職のキャリアに加え、会計スキルも活かしていきたいと思い、キャリアチェンジを考えるようになりました。いくつかの関連キーワードで検索した際、アンテロープがその分野の転職に強いと知って登録しました。初めての転職で右も左も分からない中、細かなことまで相談に乗っていただきましたね。

担当コンサルタント:小倉

I・Fさんの場合、不動産関連業務メインのご経歴からM&Aに絡むコーポレート評価へのキャリアチェンジをご希望でしたが、業務未経験の方にとってはハードルの高い転職になることが一般的です。そこで、投資銀行や日系大手証券のM&A関連部署へのアプライよりも、Big4系FASのバリュエーションチームへのアプライの方が、ポテンシャルもある程度考慮され、会計スキルを伸ばす意味でもI・Fさんにとって良いのではないかとアドバイスさせていただきました。これにご本人も納得され、アプライは年明けからと定めて、それに向けて初秋ごろから職務経歴書のリバイスなどのサポートを継続していきました。

年が明けてから本格的な転職活動をスタートさせ、数カ月間の準備の甲斐もあってほどなくご希望されていたFASから内定の通知が届きます。ところが、その後に思わぬ難関が待ち受けていました。現職からの強烈な慰留を受け、I・Fさんが当初思い描いていた春からの入社が厳しい状況に陥ったのです。

I・Fさん

強い慰留を受けた際、それを強く押し返すという選択肢もあります。周囲でも、慰留を跳ね返すと言わんばかりの退職を見聞きしたことがありました。ただ、私の場合は新卒から5年間お世話になった会社に対し、とても感謝しておりましたので、今後も引き続き良い関係を保っていけるように、出来るだけ円満に退職することを最優先したいと思っていました。ただ、そのために転職先にご迷惑をおかけするのも申し訳なく、正直当時いただいたオファーの件はブレイクしてしまうな、と思っていました。

担当コンサルタント:小倉

退職時に現職企業と出来るだけ良好な関係で終わるというのはとても大切なことです。金融やコンサルの業界は狭いですから、後々また仕事をともにすることは十分あり得ますし、例えばこの次の転職の際にレファレンスチェックを受けた時、悪いことを言われてしまうとすればキャリア上のリスクにもなり得ます。今回のケースでは、採用側のFASとアンテロープの担当者がこれまで長期にわたり信頼関係を築いていたことが奏功し、交渉の結果、入社日を特例的にかなり伸ばしていただくことが出来ました。ただし、根本的にはI・Fさんの面接時の評価がそれだけ高かったという理由があるのは、言うまでもありません。

当初のスケジュールとは異なりましたが、結果的には現職と転職先の双方にご納得いただく形で、I・Fさんは円満に退職することが出来ました。勉強熱心なI・Fさんは、入社直前の有給消化中にも短期の英語留学を実行。これまで積み重ねてきたスキルも活かし、入社数カ月ではありますが、一日も早いキャッチアップのため懸命に業務に取り組んでいます。

I・Fさん

FASでの業務のうち、PPA(パーチェス・プライス・アロケーション)という業務では、買収後の企業の有形固定資産の評価が絡んでくるのですが、そのような時に不動産鑑定士資格を持っていることが活きてくるように感じます。会社の中には別途不動産専門チームがあるのですが、バリュエーションチームで不動産鑑定士というのは珍しいようなので、未経験業務とは言え、少しでも自分の色を出していけたらと思います。PPAでは機械設備などの動産評価も必要な場面があるのですが、そういった案件にも積極的に携わることで自分のスキルをより高めていきたいと思っています。その他にも、株式価値評価、無形資産評価と様々な経験を積むことができる機会が多くあるため、非常に充実しています。

不動産コンサルティング業務からのキャリアチェンジの希望を見事に達成させたI・Fさん。ここから数年、腰を据えてクロスボーダー案件の経験を積み、同時に交渉力や人間関係構築力といったソフトスキルを伸長させていければ、M&Aアドバイザリーや投資ファンドへのステップアップも十分視野に入ってきそうです。

I・Fさんからのメッセージ

初めての転職活動でしたので分からないことばかりでしたが、小倉さんはじめアンテロープの皆様に丁寧にご対応していていただいたおかげで、納得のいく転職を行うことができました。特に、入社日の交渉の際には全面的にご対応いただき大変助かりました。
改めまして、アンテロープの皆様、ありがとうございました。

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