人への感度を高く持ち続けること

2023-05-01 執筆者:福永 達也

先日、リブコンサルティングの幹部の方々とお会いする機会があり、たくさんの印象的なお話を伺いました。今回はその一部をご紹介させていただきます。

リブコンサルティングは、中堅企業やベンチャー企業へのコンサルティングを行う会社としてスタートし、そこで培われたノウハウを活かして、現在では大企業の新規事業開発に関するコンサルティングも手掛け、さらには海外にも拠点を展開する、非常に勢いのある新興コンサルティングファームです。

2時間以上にわたってお話を伺う中で、なぜリブコンサルティングがここまで成長をしているのかということの背景について、いろいろな要素がある中でも特に「人への感度を高く持ち続けること」の意識が重要なポイントの一つと感じました。

コンサルティングというと一般的には、第三者的な立場から一歩引いた目でビジネスを捉えて課題やチャンスを見つけ、うまくいくためのストーリーを導き出す、といった仕事だと考えられていると思います。リブコンサルティングではこの部分もとても大事にしつつ、それだけでは不十分と考えているそうです。社会をより良くするためのコンサルティングとは、こういう局面では人はどう考えるか、こうなることで人が喜ぶか、これで本当に人が豊かになるのか、といったことへの感度を高め想像力を働かせることで実現できるものと考えている、ということでした。

引いた目で物事を捉えること、人への感度を高く持ち続けること、この2つを大事にしているからこそ、同社のコンサルティングはクライアントに実行され成果を上げられているのだと思いました。

キャリアをより良いものにするためのご支援をする我々の仕事でも、人への感度を高く持ち続けることは非常に大事なことです。過去にキャリアアップを成功させてきた方々の事例や理論を踏まえつつも、皆様一人ひとりの思いや事情をしっかりと感じ取り、より良いアドバイスや情報提供を心掛けていきたいと改めて感じた機会でした。

他にもまだまだ魅力的なお話をたくさん伺いましたので、そちらは後日インタビューコンテンツとして公式サイトでお届けできればと思います。

福永 達也 / Tatsuya Fukunaga
【経歴】
青山学院大学経済学部卒。2001年よりキャリアコンサルタントとして20年以上にわたり数多く方のキャリアアップに貢献。2005年から2015年までアンテロープにて、コンサルティング、マネジメントポジション、投資関連ポジション、企画系ポジションなどを中心に幅広い領域をカバー。その後、同業他社を経て2022年より復職。

【担当領域/実績】
コンサルティングファーム全般(戦略・総合・シンクタンク・財務・再生・IT・ブティックなど)、事業会社(CxO、経営企画、M&A、ファイナンス、ITなど)、ファンド(投資担当、ポートフォリオチーム、投資先CxOなど)。これまでの長い経験で培った人脈・実績をベースに、ベテランから若手までの幅広い層へのキャリア支援を行っている。