コンサルティングファームで働く女性の実態|生の声を聞く
「ビジネスコンサルタントに興味はあるけれど、ハードワークだと聞くし、男性社会で女性がきちんと評価されるのか不安。やっぱり女性が長く続けられる仕事ではないのでしょうか?」。
コンサルタント志望の女性の方からよく聞かれる質問です。
確かにかつてのコンサルティングファームは一般的に女性の割合が少なく、ワークライフバランスも取りやすい職場とは言えませんでした。
しかし、政府が女性の活用を日本の成長戦略の中核と位置付けたことと呼応するように、最近はどのファームも女性コンサルタントの育成と継続的なキャリアアップに本気で取り組んでおり、就労環境は大きく変化しています。
トップマネジメントこそ少ないですが、経験を積んだ女性がマネージャーやパートナーに登用されるケースは年々増えてきています。ここでは、実際に活躍中の女性コンサルタントの方々の声をもとに、コンサルティングファームで働く女性の実態に迫ります。
女性コンサルタントの年収|性別や国籍は関係なくパフォーマンスありき
外資系総合コンサルティングファーム勤務・20代/女性
「女性だから不利益を被ったり仕事がやりにくかったり、という風に感じたことはありません。むしろ性別も国籍も関係なく、パフォーマンスを上げるということだけが重視されるので、シビアなのは間違いないですけど、同時に非常にフェアな環境だと思います」
コンサルタントの評価はアウトプットの質で決まります。
そこに年齢やジェンダー、国籍は関係ありません。アサインされたプロジェクトで能力を発揮出来さえすれば、若くても女性でもきちんと評価され、収入面も男性より低くなるということはありません。
逆に言えば、女性だからといって評価基準が甘くなるようなことは一切ないので、周囲の男性コンサルタントと同じ土俵で競っていく体力的・精神的なタフネスが求められるのも事実です。プレゼン前など多忙を極める時期には深夜まで資料作成に追われたり、休日返上で作業をすることも当然あります。
真の実力主義、成果主義を実践しているのがコンサルティングファームです。
女性ならではのコミュニケーション力がプラスに
日系再生コンサルティングファーム勤務・20代/女性
「例えばクライアント先で社員の方にインタビューする際に、男性同士だと壁が出来るというか、かしこまってしまってなかなか情報を引き出せない場合があります。そんな時、女性コンサルタントが柔らかく話を聞きだすと、フラットに色々答えていただけるということがあります」
特に常駐型スタイルのコンサルティングファームでは、プロジェクトが始まるとクライアント企業に通い、そこで働く社員の方々と頻繁にコミュニケーションをとる必要が出てきます。
一般に人は大きな変化を忌避する傾向があるので、変革をもたらすためにやってきたコンサルタントに対して反感を覚える人がいても不思議ではありません。
そんな時に、男性が理詰めで話をするのでなく女性が物腰柔らかく対応すると、普段の悩み相談のような感じで本音を引き出すことができ、プロジェクトがスムーズに進むということがあるようです。
また、男性ばかりのチームに女性コンサルタントがいると、クライアントに顔や名前を憶えてもらいやすい、というメリットもあります。
ワークライフバランス良好・女性活躍推進のファームも増えている
一般的にコンサルティングファームは多忙さ故に、先々結婚を考えていたり、出産を考えるとどうしても務まらないのではないか?と考えられる方も多いですが、近年では「ワークライフバランス」を重視するコンサルティングファームや、女性活躍を推進するファームも増えてきました。
時短勤務、育児休暇などについての声も下記にて紹介します。
時短勤務、育児休暇など制度面でもサポート
外資系戦略コンサルティングファーム勤務・30代/女性
「時短勤務にも、1日のうち○時から△時まで、あるいは週5日のうち3日だけなどパターンがあり、皆さんご自身の都合に合わせて調整されています。もちろん、その間も普通にプロジェクトにアサインされますし、その時間内で100%の力を発揮するということに変わりはありません。それと、育児休暇については最近は女性だけでなく、男性の取得も珍しくなくなりました。ファミリー・マネジメントの点から言えば、これはすごくいいことだと思います」
コンサルティングという仕事はプロジェクト単位で動きます。
それ故、固定されたメンバーで部署として働く一般企業に比べ、個人レベルでタイムマネジメントすることが容易ですし、それが必要になってきます。
出産や子育てでフルタイム勤務が厳しい場合の時短勤務や育児休暇はどのファームでも制度が確立されていますし、実際に利用されている方も男女ともに多くいらっしゃいます。
先のことを考えて尻込みせず、まずはチャレンジを
外資系戦略コンサルティングファーム勤務・30代/女性
「近いうち結婚するかも、子供が生まれるかも、という気持ちで保守的になっていくと、その方が本来持っている力よりもだいぶ低いレベルで仕事をすることになると思うんです。今は社会的な追い風も強いですし、想像の中の未来に尻込みせず、やりたいと思ったら挑戦して欲しいですね」
現在活躍されている女性コンサルタントの方々が口をそろえておっしゃるのは「今やりたいと思っている仕事にはチャレンジするべき」ということです。
皆さんコンサルタントになる前は不安や葛藤もあったはずですが、どなたも生き生きとやりがいのある仕事に取り組まれています。コンサルティングの世界に飛び込んでみたいとお考えの女性の皆さん、ぜひ悔いのない選択をしてください。我々もそのチャレンジを全力でサポートいたします。
コンサルティング業界への転職
コンサルティング業界への転職をお考えなら、アンテロープにお任せください。
あなた専任の実績豊富な当社のエージェントが転職活動を強力にサポートいたします。
監修:アンテロープキャリアコンサルティング この記事は、アンテロープキャリアコンサルティング株式会社が監修しています。 コンサル業界・金融業界への転職に役立つ情報を発信しています。 |
関連リンク
リンク:https://www.antelope.co.jp/interview/detail.html?INTERVIEW=44
リンク:https://www.antelope.co.jp/about_us/consult_blog.html?consult_id=7&blog_id=286
関連リンク