マクサス・コーポレートアドバイザリー

第1回:ミドルサイズならではの案件の「手触り感」に醍醐味

マクサス・コーポレートアドバイザリー
代表取締役社長 森山 保
PROFILE

東京大学経済学部在学中に公認会計士2次試験に合格、太田昭和監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)に入所。国際部で監査経験を積んだ後、2001年にスターンスチュワートに入社して財務コンサルティング業務に従事。2002年に野村企業情報(現野村證券企業情報部)に入社し、M&Aおよび企業再生業務に携わる。2007年にフロンティア・マネジメントの創業に参画し、ファイナンシャルアドバイザリー部門を統括。2013年に独立して当社を設立し、現職。公認会計士・米国公認会計士。

目次
  1. -日本には中規模案件にしっかり対応するアドバイザーが少ない
  2. -タイトルで業務の範囲が決まるような時代ではない
  3. -規模や量の拡大だけを目指すのはナンセンス
規模や量の拡大だけを目指すのはナンセンス
M&Aの経験が少ないメンバーが入社した場合、どうキャッチアップしていくイメージでしょうか。
森山
この業界は、何か特別な教育プログラムとか研修を受けたからスキルアップ出来る、というものではないと思っています。私もそうでしたが、結局たくさんの案件を実地で経験して、その上で自分でも勉強を続けていくしかありません。どれだけ経験を積んでも勉強する意識は持つべきですし、若い人ならなおさらです。もちろん、少しでも成長のスピードが上がるように、できる限りのサポートや助言はしていきたいと思っています。入社にあたっては、課題図書を課す場合もあります。弊社はリーグテーブルにランキングされるように、経験できる案件数は多いですし、少数精鋭をモットーとしているので一人あたりの案件数も多いと思いますので、成長スピードは速いと思いますね。提案ばかりやっていたり、大型案件を少ししか経験できないよりも、規模に関わりなく様々な経験を積めるということが、私の過去の経験からしても、一番ためになると思っています。
創業から6年目を迎えて、何か変化してきたことはありますでしょうか。
マクサス・コーポレートアドバイザリー森山保氏インタビューカット3
森山
弊社は、M&Aアドバイザーとして中規模案件を中心に最高の技能とサービスを提供する、ということを企業理念に掲げていますが、この理念は創業以来ぶれていません。それゆえに組織のカルチャーやビジョンについても根本は変わっていないと思います。少しずつリピートのお客様が増え、認知度も少しは上がっているのかなという変化は感じています。一方で、時代は変化も進化もしますから、弊社もそれに対応しないといけないという意識は当然もっています。M&Aをとりまく制度も毎年変化しますし、お客様の要求水準も上がってきていると思います。テクノロジーも進化しますので、常にこちら側も変わっていかなければいけないと思っています。

「成長」や「変化」を語る際に、量の拡大が成長だと思う人も多くいると思いますが、私は、このご時世で規模の拡大だけを目指すということ自体がナンセンスだと思っています。むしろ小さい方が機動的でいいサービスを提供できるという考え方なので、今後も規模や量を目的として追いかけるということはありません。

働き方も、昔とは違いますね。リーグテーブルの案件数が多いので大変そうだという印象を持たれることもありますが、実際は、無駄を排除し、うまく個人の裁量に任せながらバランスをとってやっています。昔のM&A業界のように「倒れる寸前まで働く」といったカルチャーはまったくないですね(笑)。

社風ということでもう一つ付け加えると、弊社は個人の営業ノルマがありません。会社の収益目標らしきものはありますが、あくまで全体としての目標なので、その達成に向け全員で努力していこうという考え方をしています。チームとして良いサービスを提供するという発想は、こういったところにも表れているのではないかと思います。そのため、会社の風通しは非常にいいと思います。
では最後に、他社にない御社の強みについて教えていただけますでしょうか。
森山
外から見て弊社と似ていると思われている会社は、どちらかというとアカウンティング寄りで、デューデリジェンスやバリュエーションなどの作業実行に特化したところが多いと思います。一方で弊社は(私が野村出身ということもありますが)、もう少しディールに深く関わるM&Aアドバイザリー色が強いファームだと捉えています。ミドルサイズの案件だとトップマネジメントと直接コミュニケーションをとることも多いですし、大規模案件と違って、案件そのものの方向性に関与することが出来るという醍醐味も味わえます。これは、大きな会社で大きな案件を手掛けていても絶対に感じることが出来ない「手触り感」のようなものであり、私自身それが楽しくてずっとこの仕事をやってきていると言っても過言ではないかもしれません。組織の大きさではなく、そうした「手触り感」や成長スピードの速さを求める方は、ぜひ話を聞きに来ていただければと思っています。
本日はお忙しい中、ありがとうございました。

※インタビュー内容、所属、タイトル等はすべて取材当時のものであり、現在と異なっている場合がございます。

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企業プロフィール

マクサス・コーポレートアドバイザリー

ミドルサイズのM&A案件に対して最高の技能とサービスを提供することを目指す、独立系M&Aアドバイザリー会社。規模を追わず少数精鋭主義を貫いているが、創業年から早くもトムソン・ロイター発表のリーグテーブルにランキングされるなど、中規模市場におけるファイナンシャル・アドバイザーとして大きな存在感を示している。ブルームバーグ公表の日本M&Aアドバイザーランキング(件数)では、2016・2017年度ランキングで2年連続9位となっている。

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