転職は理解から

2018-05-30 執筆者:鈴木 勝則

弊社はこれまでのショートレポートにおいて、職務経歴書の書き方や志望動機書の書き方、そして面接の受け方や心構えなど、様々な面から転職を成功に導くポイントをお伝えして参りました。その内容のほとんどが、自分自身をいかに表現し相手に理解させるか、ということに集約されるかもしれません。

ポジションによっても年齢によっても求められるものは違いますが、いずれの場合もどのような付加価値をもたらすことが出来るかを企業に理解させられれば、採用可能性はぐっと高くなります。

我々は、ご登録いただきました皆様に、それぞれのケースに合わせて様々なアドバイスをさせていただきたいと考えており、出来る限りの努力をしております。しかし、ご登録時の情報が少ない場合、皆様の貴重なお時間を頂戴して行う最初の面談において、その大半を情報収集に費やすことになってしまい、十分なアドバイスが出来なくなってしまう場合があります。

弊社の理念として“長期的なスタンスでキャリアをサポートする”という目標があるため、“転職ありき”ではなく、現職に留まる事も含めてキャリアのご相談をお受けしております。そのため、ご登録時に職務経歴書や履歴書等のご提出は必須ではありません。ただしこの場合にも、ご登録者を事前にイメージできるかどうかは大変重要です。お勤めの会社や経験してきた業務内容、学歴や専攻、そして現在のご志向や弊社に期待する事柄など、十分な情報をご提供いただけますと、貴重なお時間を有意義に利用することが出来ると考えております。

是非、弊社へのご登録に際しましても、皆様を理解させていただくための情報をご提供ください。皆様を理解しキャリアのイメージを掴んだ上で、長期的なキャリアをご一緒に考えさせていただきたいと思います。

鈴木 勝則 / Katsunori Suzuki
【経歴】
中央大学理工学部卒。シティバンク、エヌ・エイにて外国為替カスタマーディーラーとしてトップティアの事業法人や金融法人を担当。後に同行プライベートバンキング部門に異動し、投資カウンセラーとして個人富裕層顧客にも対応。その後カナダ・ロイヤル銀行にて再び大手法人顧客への外国為替のセールスに従事。20年以上に亘り、金融業界で多様な顧客と国際金融市場との架け橋役を担ってきたが、テーマを社会で最も重要な「人」に変え、向上心を持つプロフェッショナルと人材を求める企業との架け橋となるべくアンテロープに参画。

【担当領域/実績】
資産運用会社(アセットマネジメント)、プライベートバンク、フィンテック、銀行・証券のセカンダリーを中心としたフロントおよびセールスポジション等、マーケット分野を中心に担当。金融業界での長年のキャリアをベースとした情報やネットワークで、幅広い年齢層の転職をサポートしている。